MON - FRI: 08:00 - 05:00 PM
基本的にできないものはありません。いまできないと感じるものは、やったことのないものです。やったことのないものをできないからといってやらないのは、技術力の衰退を意味します。チャレンジする会社だと思います。我々は。しかし、本当にできないこともあります。たとえば素材。ハイニッケル鋼のような、カトラリーでは使うことを考えたこともない素材の場合は、私たちの機械ではどうにもならないことがあります。そこは正直に、というよりすぐに判断できます。しかし、ここは燕ですから、別の会社でハイニッケル鋼を処理できるところがあります。当然カトラリー企業ではありませんが、本当にそうした素材にこだわるのならば、できないことはやはりないのです。品質を語る時にはまず、できるかできないかをしっかり自分たちが理解している必要があります。その点において、私たちは自分たちを理解する術を持っています。

先端の機械を使って処理していく方法。それは私たちにとってもいつでも興味深く勉強になります。事実、理想とする方法を自動化していくために機器類は先進化していくので、精度も品質も高まっていることに違いはありません。
しかし我々に求められているのは、保持している機械での製造です。仕上がりのテイストや加工方法に対するオーダーがくるのです。したがって、先進手法だけで構築するとアウトプットの品質が変わってしまいます。こういう場合は、蓄積された長きにわたって実行されてきた管理手法が有効です。工程管理、検査、検品など、複数の工程を実直にこなしていくこと。それらが結果的に我々の品質管理を支えています。